舞城王太郎作『ディスコ探偵水曜日』感想 愛の神話 「『この世の出来事は全部運命と意志の相互作用で生まれるんだって、知ってる?』」。迷子専門の米国人探偵ディスコ・ウェンズデイは、東京調布市で、六歳の山岸梢と暮らしている。ある日、彼の眼前で、梢の体に十七歳の少女が<侵入>。人類史上最大の事件の扉が開いた。魂泥棒、悪を体現する黒い鳥の男、円柱状の奇妙な館に集いし名探偵たちの連続死――。「お前が災厄の中心なんだよ」。ジャスト・ファクツ! 真実だけを追い求め、三千世界を駆けめぐれ、ディスコ!! 今とここで表す現在地点がどこでもない場所になる英語の国で生まれた俺はディスコ水曜日。Disとcoが並んだファーストネームもどうかと思うがウェンズデイのyが三つ重なるせいで友達がみんなカウボーイの「イ...2017.02.15 17:32純文学ミステリ読書
ラビンドラナート・タゴール作「いまから百年のちに」(森本達雄編訳『原典でよむ タゴール』より)感想 この記事を読まれる皆様におかれましては、ラビンドラナート・タゴールという詩人をご存知であろうか。2017.02.13 12:24外国文学詩読書
読点だらけの中途(そしてこれからもずっと中途)の報告 世間は存外、平坦だった、 これはぼくのせいなのだろうか、「社会の荒波」などということばに込められているように、社会なるところはざっぷーんばっちゃーんうわわぐわわわああキャーーひょーってところじゃないのだろうか、ただぼくがめぐまれている(?)だけなのか、それとも、いまは荒れていないけれどもとおい地でドカーンバキキと地震がおこってごごごごごと津波が迫っているのだろうか、 改めよう、「ぼくの」世間は存外、平坦だった、 おもえば、2016年もそして現在進行形の2017年もなんだか面白かったor面白そうな年だ、それだけ社会は大きく動いていて、毎朝、毎昼連日の面白そうなニュースを取り上げ、まるで身内を殺されたみたいに哀しみ、まるで身内の仇であ...2017.02.11 17:49雑感