トークイベント 最果タヒ×福永信「言葉が分裂する」(@la kagu2F soko) 感想 やっと東京での遊び方を覚えられたような気がする。さすが文化の発信地・東京。略してさす東。東京だから作家に会えるし、新刊もすぐに手に入るし、サイン本も手に入れられるし、自分の名前まで入れてもらえたりする。来年からこの東京から離れなければならない。ので、今のうちに行っておくしかない!! ということで、最果タヒ×福永信「言葉が分裂する」、行ってきました。以下、公式サイトより詳細引用。史上初?! 〈不在〉のゲストと「LINE」で言葉を交換しながら、言葉の進化を(もしかしたら退化も)体感するトークイベントを開催します。リリカルなナイフで言葉の地平線を切り開く、気鋭の詩人・最果タヒさん。(中略)トークイベントと言っても、今回言葉のやりとりに使...2015.11.18 17:47雑感詩
映画「ハーモニー <harmony/>」感想 Project Itoh と銘打たれた伊藤計劃著作映画化企画第二弾。本当は「虐殺器官」がこの時期に公開だったのだけれど、「虐殺器官」を作っていたアニメーション会社が倒産してしまって、公開できないという結果に。それで、もともと12月の公開だった「ハーモニー」が前倒し公開になったという算段。伊藤計劃作品の中では一番『ハーモニー』が好きなので、大トリを飾ってくれることが発表時にはうれしかったが、世の中にはどうしようもない事があるものです。ちなみに、「虐殺器官」は新たなアニメーション会社の担当が決まった模様。公開は来年になるそうだが、楽しみである。 さて、映画「ハーモニー」は原作『ハーモニー』とほとんど変わっていない(「屍者の帝国」ほどで...2015.11.15 18:53アニメ映画SF
後ろの正面だあれ?小さい頃、自分の視界からしか周囲を(世界を)見ることができなくて恐かった。自分の視界からしか認識する術が無かったことに恐怖していた。その恐怖を意味もわからず母親に泣きじゃくりながら訴えていた覚えがある。単なるゲームのしすぎだったのかもしれない。ゲームはいつだって僕が操作する主人公(マリオだったり、ポケモントレーナーだったり)を常に後ろから追いかける視点を提供していたから。操作しているキャラクターを俯瞰することが可能だったから。ゲームを離れてコントローラーを置いたとき、自分を操作しているのが自分であることは間違いないのに、自分を俯瞰できないのはどういうことなのだ。この年になって改めて分析すると、こんなものだったのかもしれない。母親に泣...2015.11.12 08:41雑感
対談:ピエール・ルメートル+藤田宜永(@アンスティチュ・フランセ東京 エスパス・イマージュ) 感想 先日、ピエール・ルメートル氏のゴングール賞受賞作品、『天国でまた会おう』の購入が条件の、ピエール・ルメートル氏のサイン会に参加してきた。『天国でまた会おう』の単行本(3200円!!)にサインをしてもらい、僕の名前を入れてもらい、少し会話を交わし、握手をしてもらってきた。その時に、ピエール・ルメートル氏の対談があることを知り、せっかくなので行ってきました。その感想を。 ちなみに、その単行本はもったいなくて読めない(かった)ので、それは神棚にいい本立てを用いて飾るとして、文庫版を買ってきました。サイン入り単行本は永久保存版です(よだれ)。 さて概要から。2013年までに、ピエール・ルメートルは『死のドレスを花婿に』をはじめ『その女アレ...2015.11.05 07:44雑感