映画「グランツーリスモ」感想 ”仮想現実”のうそっぽさ クルマ自体は好きなのだが、クルマの運転は苦手である。バケツ一杯のミニカーをごっこ遊びの登場人物に見立てて遊んでいたガキンチョのぼくは、自動車教習所ではじめてハンドルを握ったとき、上手にハンドルを回すことができなかった。力が入りすぎていたからである。クラッチやギアの操作もおぼつかず、「ゲーセンが近いから」と決めた群馬の国道沿いの教習所で同部屋の友達とケンカし、挙句の果てに近くにあるはずのゲーセンは潰れていてと散々だった。 それでも、おなじように合宿で免許を取りに来ていた、来年度から社会人になる方々の団体となぜか夜に行き会い、教習所の道路で5、6人で寝そべって星を眺めたのはいい思い出ではある。そんなことが本当にあったのかも、すでに定か...2023.10.15 07:25