僕は、実はゲームが大好きなのです。小学生のころから目がすごく悪くなるまでプレイしたり、「NINTENDO64」の3Dスティックを使いすぎて親指に水膨れができたり、Aボタンを力強く押していたせいで、右親指の第一関節が外側に反らなくなってしまうなど、体がおかしくなるほど、ゲームに熱中していました。
小学生や中学生の頃は、「友達のところ遊びに行って来る!」と鞄を放り出して行く時は必ずゲームでしたね。「ニンテンドーゲームキューブ」が中心だった思います。「大乱闘スマッシュブラザーズDX」を中心に、「マリオカート ダブルダッシュ!!」や「カービィのエアライド」なんかをやっていました。僕をガノタ(ガンダムオタク)へと変貌させた「機動戦士Ζガンダム エゥーゴvs.ティターンズ」も忘れることはできません。携帯ゲームでは「ポケットモンスター」シリーズが大好きでした。一番最初に買ってもらった「ポケットモンスター金」は殿堂入り100回を超える位やってました(通信ケーブルを持っていた僕はその地域で人気者だったことは秘密です)。
さて、時代が下るにつれ、その場に一緒にいなくても一緒にプレイができるようになっていきました。みんなが1つのテレビ、1つのハードの前に集まりタイムラグが生じないプレイヤーの相互のコミュニケーション(会話だけでなく、表情、仕草なども含まれます)を前提とする遊び方が普通の在り方ではなくなってきたのです。
これはゲーム業界においてその当時画期的であったことは間違いない事実でしょう。そのゲームを共有することのできるプレイヤー同士の範囲が飛躍的に向上したからです。通信ケーブルの必要としない、インターネット環境がありさえすれば同一の場に当人同士が集まる必要のない共有の新しいあり方は、それに合わせ新しい遊び方が提示されていきました。
その一つに、見たことも会ったこともない、年齢も性別もバラバラな人同士(そしてそれらが共有される必要もない)が「フレンド」といったようにある連帯感をもって1つのゲームに臨むことができるようになったことがあるでしょう。小学校から中学校、高校へと成長するにつれて、学区や交友関係が少しずつ広がっていくように、ゲームの共有される範囲が少しずつ広がっていた時代とは全くちがう様相を呈しています。
ある程度お互いに見識がなければ一緒にゲームしなくなった現在のその在り方に、ぼくは終始クエスチョンマークが踊っていました。僕は古い人間なのです笑 そのゲームの癖しか分からないような人と「フレンド」として「仲良く」することに非常に違和感があります。申し訳ないのですが、それは現在も感じていることではあります。
そんな中、任天堂が満を持して発売した「スプラトゥーン」はオフライン(1つのハードの前に集まりタイムラグの生じないプレイヤーの相互のコミュニケーション)を前提としない、オフライン機能を極力排したソフトです。「スプラトゥーン」のゲームシステムに大きな魅力を感じていた僕はすかさず購入を決定しました。しかし、1つの問題点に至ったのです。
それは、「僕に「スプラトゥーン」のソフトの強みを十全に活かしきれていないこと」です。オンラインを前提とする「スプラトゥーン」において「フレンド」が皆無である自分はその強みを半分も楽しめていないのではないか。それは非常にもったいないことなのではないか。そんな思いが生じ、今回「AreaΣ Cup」に個人枠として参加してみようと決意した次第であります。
前置きが長くなりましたね。結果としては、非常に、本当に、とっても、すごく楽しかったです。やはり「スプラトゥーン」はオンラインが前提となっているソフトウェアであることを強く実感しました。顔も声も住んでる地域も年齢も(そしてもしかしたら性別も)判然としない「フレンド」との共闘は、不思議と違和感なく連帯を感じることができました。大会前には練習もしましたし、大会直前にはゲームパッドが震えるくらい手が震えていましたし、大会本番で格上相手に一勝した時は本当に本当にうれしかった。
連帯や仲間意識を感じる、育むためには、顔も声も住んでいる地域も年齢も性別もどんな性格かも、知る必要はないのかもしれない。ただ一つハブとしてのゲームソフトがあれば。そんなことを感じた、大会になりました。
最後に、謝辞を(それほど大したことではない)。ここは地獄のインターネッツですので、チーム名のみを示すのみとします。
僕と同じチーム「ニクショクguys」のメンバーの方たち。はじめてプライベートマッチやタッグマッチをさせていただきました。これからも「ニクショクguys」としてチームをしていくことが決定したので、マイペースに末永くお付き合いできればなあとかおもってます。
そして、対抗戦をして下さった「ED:EN」の方たちと、初戦の相手「Tw+」の方たち。格上に臨む、その楽しさは何事にも勝ることでしょう。格上の相手に一矢を報いることができた、僕にとってはそれだけで大きな戦果です。チームで戦うことの楽しさを教えていただきました。
最後に「AreaΣ Cup」の運営の方々とSIGUMAさん。僕に一歩を踏み出すきっかけをつくってくださいました。目に見える形での貢献はできそうにもありませんが、感謝しております。
ゲームの新しい遊び方、そして新しい人とのつながりを知ることができました。僕の可能性もいまここで大きく広がったことでしょう。感謝申し上げます。
めっちゃ楽しかったぜ!ありがとう!
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